妍しいだけの皿に、その手のひらに 泳ぎ回る琉金の ちいさく軋んだベビーベッドから、流れ星を拾い上げる/ 海にいる /岸辺から眺めるひとがいて、遠くにある帆船と征く 庭園には野草が、死期を無視して、飛び回る瞳のまま 背には山々、眼下には子猫が眠り…
小煩いの壁紙にはエロチシズム なにかを、芳しく、静まるような。 涙色のレザーソファには矢車菊が まだ、薄暗い陽にセントバーナードが眠りに落ち小花をあしらったわたしの___裾を踏んで ないているのを知っている 見上げてみれば、少しも動けない。薄花…
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