終わりを嘆いた。漂着した小さなひとみだ。ちいさく震えたけれど背負い切れるわけでもない、砂の器だ。幾多の山々を越えた少しの荷物が、更フけ、少しずつ輝きを喪っていく。零れていたのだと気付いたときには遅く、火は消えようとしてた。 片足、細腕、碧眼…
小枝をたたむ、河原になって。氷が覆う心臓の周りを、何周でも血が循環する。もうすぐにみらいと手にかけるのに、億劫にも見送るような真似を施された、にごりのおとよ。キミではないな。足を投げ出して/ただ酔わせて あわさった影が隠される。 あのてこの…
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