ことばとき(araireika)

捻り捩じった羅列・流れの一音にどれだけの意味が混められるか

熱帯夜

少なからずきれいなだけの星空やお花畑で対談する、虎や蝶や蟻や象でさえ、ただ乗せられているだけの口車のお陰で、仲良くあり続けることが、簡単に叶う紗幕の裏で、ゆらゆらと宙吊りであり続ける、かもめのモビールを、助けてあげたんだって、ぼたぼた、足元に倒れていく、汚れ付いた沁みのようなもの

眠気くるめく天邪鬼がたわむれる、まるで夢遊病書宜しく、右部から雨の川になぎすてた果実の数だけ、あたじけない色として、ちょうど餞別。数歩下がって手をひく、盤石の上のお天気やさんへ。無料アプリでひいた迷惑メールの文、世界から言葉が、高尚な輝度から純に一夜に殺されていました。熱帯夜です